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AIが苦手だった職員も驚く使いやすさと、導入日から実感できる効果
社会福祉法人鶯園様
導入の背景と課題
私たちの法人では、組織が今後も発展していくためにはICT活用が必須だという認識を持っていました。介護DXの推進の必要性に気づかなければ、いつの間にか『ゆでガエル』状態になって致命傷を負うという話を研修会で何度も耳にしていたんです。
各拠点では眠りスキャンやインカムの導入など個別の取り組みは進めていましたが、法人全体としての統一的なDX戦略はまだ実現できていませんでした。
そんな中、社会福祉法人の研究会の研修でむすぼなAIと出会いました。決め手となったのは、福祉施設に特化したプロンプトが最初から用意されていたこと、使用料金が非常に手頃だったこと、そして導入時のサポート体制が充実していた点です。複数法人での同時導入により初期費用を抑えられたのも魅力的でした。
特に当法人のような多拠点展開をしている組織では、1拠点あたりの負担が軽微で済むため、気軽にスタートできたのは大きなメリットでした。
具体的な活用シーン
会議録作成、通訳、文書の要約、校正作業などは比較的取り組みやすく、すぐに業務の時短効果を実感できました。現在は、利用前面接記録、個別支援計画(ケアプラン)の作成、看護添書の作成、リハビリ等の実績集計、企画書作成などにも活用範囲を広げています。
導入からまだ3ヶ月弱と日が浅く、正直なところまだ『お試し期間』という段階です。本格稼働はこれからですが、費用面では通信量に対する従量部分のみの負担なので、焦らずじっくりと取り組めるのも助かっています。
得られた効果・メリット
現時点では、サービス推進者など一部のIT知識がある職員の活用にとどまっている状況です。しかし、汎用的なプロンプトを多く準備できれば、業務効率は劇的に向上すると期待しています。
まずは気軽に使える機能から活用し、『AIは便利なもの』『思ったほど難しくない』という職員のイメージ作りに取り組んでいます。少しずつですが、AIに対する抵抗感が薄れ、前向きに取り組む雰囲気が生まれてきたのは大きな一歩だと感じています。
使いやすさ・ユーザー体験
むすぼなAIの最大の利点は、サービス種別ごとによく使う作業のプロンプトがあらかじめ実装されていることです。AIに慣れていない初心者にとって、これは本当にありがたい仕様だと思います。まだプロンプトが少ないサービス種別もありますので、今後の拡充に期待しています。
サービス推進者レベルのスタッフには比較的スムーズに浸透しました。一般職員への浸透にはもう少し時間がかかると思いますが、段階的に広げていく計画です。
サポート体制について
質問に対しては丁寧に確認し、回答していただけました。2週間に1回開催される説明会では、十分な質疑応答の時間が設けられており、他の利用者の質問も参考になりました。導入初期の不安を解消するのに役立ちました。
今後の期待
機能面は日々改善されていますが、ファイルが貼り付けできる箇所が増えると作業効率がさらに上がるでしょう。
将来的には勤務表をAIが作成してくれるような機能があれば非常に助かりますが、現時点では難しいようです。今後は、モニタリングや利用前面接、各種会議などの音声データからのアウトプット、個別支援計画(ケアプラン)の作成や看護添書などの要約でのさらなる活用に取り組む予定です。また、音声からケース記録を直接作成する取り組みも進めていきたいと考えています。AIと人間がそれぞれの強みを活かしながら、より質の高い福祉サービスを提供できる環境づくりを目指しています。
2024年10月リリースから
103法人が導入!
(2025年7月現在)
長年介護業界での知見を持つ「やさしい手」が自社の現場で培ったノウハウを活かして開発した
介護医療業界に特化したAIサービス
対応サービス業態
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