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記録作業のストレスから解放され、介護に専念できる現場に
社団法人慈恵会様
導入の背景と課題
会議の際、従来は筆記で記録を取っていましたが、すべての内容を書き留めることができず、後から会議録をPCで作成する際も内容が抜け落ちてしまうことが多々ありました。また、会議録の作成自体にも相当な時間がかかっていたんです。
このように、議事録作成において手間がかかりすぎていて、業務効率の向上が大きな課題でした。会議の内容を正確に残しながらも、作業時間を短縮できる方法を模索していました。
むすぼなAIは会社からの勧めで使い始めたのですが、他のAIサービスと比較してみると、文書の自動補完機能が優れていることに気づきました。特に介護現場特有の用語や表現にも対応している点が、私たちのニーズにぴったり合っていたんです。
具体的な活用シーン
主に議事録作成で活用していますが、それ以外にも利用者の診察時の記録作成にも役立てています。医師の診察時には、事前に同意を得た上で会話を録音し、文字起こしをしています。また、診察前に医師へ提出する利用者の状態報告書の作成にも活用しています。
最も頻繁に利用しているのは議事録作成機能です。会議の内容をリアルタイムで記録できるため、後から思い出して書く手間が省け、より正確な記録が残せるようになりました。
得られた効果・メリット
むすぼなAI導入後は、会議の内容を的確にまとめることができるようになりました。具体的な数字で言うと、以前は議事録作成に1時間程度かかっていたものが、導入後は修正含め十数分で完了するようになり、作業時間が50%以上も短縮されました。さらに修正の手間も大幅に減りました。
文書作成の時間短縮により、他の業務により多くの時間を割けるようになったのは大きなメリットです。また、精神的な面でも、内容をまとめるストレスから解放されました。会議に集中して参加できるようになったことで、議論の質も向上したと感じています。
予想外だった効果としては、利用者の症状を入力すると、考えられる処置内容や病名の可能性まで示してくれる機能に感動しました。まだ本格的には活用していませんが、今後の可能性を感じています。
使いやすさ・ユーザー体験
操作手順や使用方法を熟知すると、本当に画期的な価値があるツールだと実感しています。導入当初は操作方法や専門用語の意味がわからず戸惑うこともありましたが、繰り返し使用することで次第に使いこなせるようになりました。
ただ、発話者が標準語ではなかったり、声が小さかったりすると、文字起こしの際に「???」のような認識できない語彙が発生することもあります。方言や特殊な専門用語にも対応できるようになれば、さらに使い勝手が良くなると思います。
サポート体制について
何度も同じ質問をしても、いつも丁寧にわかりやすく教えていただけたのが本当に助かりました。時には自分の使用頻度の低さから、サポートスタッフとのレベルの差を感じることもありましたが、常に親切に対応していただき、満足しています。
初めてのAI活用で不安もありましたが、手厚いサポートのおかげで安心して導入を進められました。
今後の期待
難しいとは思いますが、標準語以外の方言、特に津軽弁のような独特の方言も正確に認識して補完してもらえたら、さらに使い勝手が良くなると思います。地域特性に合わせた対応ができれば、全国の介護施設でより活用の幅が広がるのではないでしょうか。
今後は日常的にケアプランや介護計画書の作成にも活用していきたいと考えています。むすぼなAIを活用することで、時間をかけずに総合的かつ客観的な視点で計画を立案できると期待しています。利用者一人ひとりに合わせた質の高いケアプランを、効率よく作成できるようになれば、私たちの業務だけでなく、利用者へのサービス向上にもつながると確信しています。
2024年10月リリースから
103法人が導入!
(2025年7月現在)
長年介護業界での知見を持つ「やさしい手」が自社の現場で培ったノウハウを活かして開発した
介護医療業界に特化したAIサービス
対応サービス業態
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